2012年10月16日火曜日

褐色の砂礫に秋化粧 浅間山

 カラマツの黄葉越しに望む浅間山(前掛山)
 
 「絶好の紅葉狩り日和」という天気予報にそそのかされて、浅間山に登ってきました。「近くにあるからいつでも登れる」という気持ちがあるせいか、浅間山は今まで登ったことがありません。本当は、南アルプスの南部を攻めてみたかったのですが、もうほとんどの山小屋は閉鎖していて、こちらは来年のお楽しみということにして、近くの山に登ってみることにしたのです。浅間山は、警戒レベル1ということで、前掛山(標高2,524メートル)まで登ることができます。今日は、浅間山荘駐車場に車をおいて、火山館経由で前掛山まで登りました。

 
火山館をすぎるとカラマツもきれいに色づいてきます

 黒斑山やトーミの頭などの外輪山を左手に見ながら登っていきます

Jバンドへの分岐をすぎると視界が開けて浅間山が目の前に
 
外輪山の仙人岳、鋸岳方面

湯ノ平の紅葉と外輪山(黒斑山方面)の眺めが素晴らしい          

 
砂礫の登山道を登っていくと外輪山が一望に

 
 この先は、立ち入り禁止です。浅間山はすぐ目の前です

 登山道を右手に折れ、前掛山へ向かいます。シェルターが2個見えてきます

 前掛山からは、浅間山の噴火口が目の前に見えます。登っている人影もチラホラ確認できます。「山を途中で引き返す」とか「規制されている所にははいらない」というのは、やはり山登りを愛する人の最低のモラルだと思いますが…。

 前掛山へ登ってきた登山道です。爆裂火口壁の上にあります

前掛山からの眺望は最高でした。金峰山の奧には富士山が

 八ヶ岳の奧には北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の山々が見えます

外輪山方向には、北アルプスの山並みがはっきりと見えました

振り返って、眺めた浅間山です。上部は砂礫で殺風景ですが、こうして仰ぎみるときれいな山です。好天に恵まれた一日、のんびりと景色を堪能することができた山登りでした。